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がっちりマンデー【やたら聴こえるスピーカー!一芸家電メーカー】

2022年10月2日放送の「がっちりマンデー」で【一芸家電メーカー】について紹介されました!
今回の番組は一つに特化した家電で儲かる特集でした。

たくさんの家電を次々と生み出す大手と違って、一つの家電にこだわって開発をするというものです。

扇風機やこたつに特化した「山善」やユニークな「甘噛みロボット犬」を開発するユカイ工学などです。

今回一番気になったのは「やたら聴こえるスピーカー」を開発した(株)サウンドファンです。

ゲストは森永卓郎さんとキャイ~ンの天野ひろゆきさんでした。

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「やたら聴こえるスピーカー」ミライスピーカー

東京・浅草橋にオフィスがある (株)サウンドファン マーケティング部 金子一貴さんが詳しく説明してくれました。

金子さんが手に取ったのは「MIRAI SPEAKEA」(ミライスピーカー)というスピーカーです。

ここはなんと「スピーカー」だけを作る会社なのです。

このスピーカーの特長

テレビの人の声が聴こえにくい方でも言葉がくっきり聴こえる。

「ミライスピーカー」 2万9700円

お値段はちょっとしますが、10万台販売されているというから凄いですね。

2万9700円×10万台とは、売上げ30億円近くってかなり売れています。

特にシニアの方にすごいバカ売れだといいます。

番組ではTVの音声でスピーカーがあるなしで比べて見ました。

ミライスピーカーをTVのイヤホンジャックに差し込むだけの簡単取り付けです。
付けるとかなり「くっきり」聴こえてきます。

取材の山本カメラマン(64才)が違いにいち早く気づきました。

声がこもっている感じからカラッとした感じがしました!

音が乾燥するような、、。

ここで素朴な疑問が?スピーカーで単に音を大きくしているだけではないのでしょうか?


(株)サウンドファン 研究開発生産本部 田中宏さんがスピーカーの仕組みを説明してくれました。

元の大きさを変えずに聴こえやすくしているのです。

曲面から出る音がなぜか遠くまでよく届くのです。

スピーカーの中身はスピーカーの前に曲面になった振動板がセットされています。

スピーカーが振動すると曲面になった振動板も振動します。

その音が普通のスピーカーより音が遠くまで届いて聴きやすい音になります。

スピーカーの前に曲面になった「アーチ形」の振動板があるのが「ミライスピーカー」の最大の特徴なのです。

*音波の広がりの違い

普通のスピーカーは音波が広がるにつれて弱まって行くのに対して、ミライスピーカーは音が弱まらないのです。

オルゴールでの簡単な実験

オルゴールをプラスティックの下敷きの板の端に置き持ち上げて音を出します。

今度はプラスティックの下敷きを曲げて鳴らすと「くっきり」と音が大きく聴こえるのです。

元の音の大きさが変わらないのに不思議な現象です。

でも何故、このような画期的なスピーカーが作れたのでしょうか?

ミライスピーカー誕生の秘話!

ここで登場したのが創業者の一人 宮原信弘さん(77才)です。

宮原さんは大手音響会社の「ケンウッド」のエンジニアでしたが退職して蓄音機を見て考えました。

「あのラッパみたいな形をした蓄音機の音は、なぜお年寄りにちゃんと聴こえるんだろう?」

「ひょっとしてあの蓄音機のラッパが曲がっているからだろうか?」と試作品を作ったところ良く聴こえるではないですか!

と言うことで68才で、かつてのケンウッドの仲間たちと協力して「ミライスピーカー」を作っちゃったのです。

でも何故?ケンウッド時代には、このようなスピーカーをつくらなかったのでしょう?

宮原さんのコメント

音響メーカーというのは原音通りに聴こえるのが一番良いオーディオだったんですね。

良い音楽を良い音で出すのが目標なのです。

だからミライスピーカーは真逆を行っていてスゴイ良い音というわけではないのです。

そのかわり聴こえは良いです!ということなんです。

業界の常識を破ったのが「ミライスピーカー」なのです。

空港や駅でも採用されている!

この「ミライスピーカー」は実は羽田空港など国内40か所の空港や駅で採用されているというから驚きです。

家庭用のTVだけではないのですね。

航空機の定時運行率がこのスピーカーをつかってから上がったといいます。

音が良く聴こえるから飛行機が定時で飛ぶという事なのです。

「ミライスピーカー」の大発明は「曲面振動」の凄さを見つけた事なのです。

創設者がケンウッドのエンジニア経験者なので構造の「特許」申請もしっかり出来ているのです。

森永さんのコメント

日本って高齢化のトップランナーですから、これからマーケットがドーンと広がりますよね!

(株)サウンドファンの公式HPはこちらです!

「ミライスピーカー」の60日間お試し期間あり返金ありのHPもありました!

森永さんのCM②の後で!

森永さんのおすすめの「一芸家電メーカー」は、体組成計 国内トップメーカーの【タニタ】です。

そのタニタが「脚点」を測る機械を開発しました。

老化の原因になる脚の筋肉量を測る機械なのですが、数値が低いなら筋肉を付けないといけないという目安になるということです。(やはりそこからは自分自身の努力なわけですね。)

まとめ

この「ミライスピーカー」は興味をそそられました。

亡くなった父が、生前にTVの音量が酷く大きくて他の家族が大変でしたので補聴器をプレゼントしたことがあります。

耳に付けるのが面倒だったようで結局活用されていませんでした。

「ミライスピーカー」がこの頃あったらなぁ、と思いましたね。

聴こえにくいということはかなり生活のストレスになりますから凄い発明です。