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所さん事件ですよ【高層階が新手の空き巣やウミネコにも狙われる!】

2022年6月2日放送の「所さん事件ですよ」で【高層階が空き巣に狙われる!】について紹介されました!

意外と高層階だと、空き巣などの被害はなさそうなイメージですが高層階を狙う空き巣の被害があると言うから驚きです。

空き巣だけではなく、高層ビルゆえに起きている事件やプラスの事例の紹介もありました。

高層階だと安心していたらダメなこともあるようですね。

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高層階の空き巣に要注意!

被害に遭ったのは、海外の映画を買い付けている「映画配給会社」の吉鶴義光社長が詳しく説明してくれました。

月曜日に出社すると事務所が荒らされており金庫も荒らされて被害は50万円だったと言います。

吉鶴さんの会社はなんと、11階にあるのですが何故こんな高層階で空き巣に入られたのでしょう?

高層階の空き巣の手口は?

吉鶴さんの事務所は、ドアはきちんと鍵がかかっていましたが、窓は割られていましたので窓からの侵入だとすぐに分かりました。

11階の事務所の窓の横は隣のビルの屋上なっていて、ビル同士の幅が狭かったためにムササビのように屋上から11階の窓に飛び移り侵入したと分かりました。

犯人はその後、周りの事務所にも侵入して3か所を荒らし逃走しました。

吉鶴さんのコメント

11階の事務所だったので安心していて、泥棒に入られるとか考えたことがないから、お金の事よりも泥棒に入られた事がショックでした。

吉鶴さんは暫くして、よりセキュリティの高いビルへと引っ越したと言います。

高層階の空き巣は全国で起きていた

総合防犯設備士の新井冨美男さんが詳しく説明してくれました。

*高層階がなぜ狙われるのか?

高層階ほど価格や家賃が高いために、住民がお金持ちの可能性が高いために空き巣にとっては格好のターゲットになるのです。

*どうやって侵入するのか?

クモ男っていうのがいて、屋上からロープをたらして下の階に侵入し空き巣をします。

大阪府警は、この手口を50年間続けた「元祖クモ男」を逮捕しました。

*どんなビルが狙われるのか?

特別なビルではなくよくある、むき出しの外階段がついているタイプのビルなら外から一気に屋上まで上がれるのです。

なので施錠できるドアを付けると防犯になります。

狙われる細かなポイントと解決方法

*外階段に施錠してあるドアがあっても、自動販売機が都合の良い足場になり侵入しやすいビルもあります。

自販機の上にビルに入れる隙間があれば、塞ぐことで解決できます。

*自転車置き場の屋根が足場になり侵入しやすいビルの場合の解決法は?

その場合は屋根に「忍び返し」という金属を付ければ防犯になります。

*雨どいがあるビルは身軽な空き巣にとっては「手動式エレベーター」のようなものです。

過去には雨どいを使って13階まで登った空き巣もいます。

その場合は雨どい専用の「忍び返し」を設置すると効果があります。

最近の「ハイテク、クモ男」の傾向は、ドローンで下見をしたり、Googleでバーチャル下見をするクモ男もいるというから驚きです。

高層階の物件が人気なのと同じく、空き巣にとっても人気だと新井さんは言います。

確かに、一般人でも物件を探すときや、出掛ける場所をネットで確認しますから同じわけですね。

「自分だけは大丈夫だと言う思い込みを捨ててください!」と新井さんは呼びかけていました。

ビルのオーナーは、空き巣になった気持ちで自分のビルを眺めて検討した方がいいですね。犯罪ジャーナリスト 小川泰平さんのコメント

空き巣の中でも「高所侵入」と言う手口と呼ばれていて、「クモ男、忍者、スパイダーマン」と名前を付けられた犯人もいました。

空き巣は「入るのに5分、入って5分」と言われ長居はしません、泥棒は一日、10軒も20軒も侵入するのです。

ゲストの犯罪ジャーナリスト 小川泰平さんのコメント

空き巣の中でも「高所侵入」と言う手口と呼ばれていて、「クモ男、忍者、スパイダーマン」と名前を付けられた犯人もいました。

空き巣は「入るのに5分、入って5分」と言われ長居はしません、泥棒は一日、10軒も20軒も侵入するのです。

泥棒が嫌うのは「目・光・音」の3点です。

人の目、他人の目、センサーなどの光、防犯砂利等の音です。

東京の屋上に何故か?ウミネコ

屋上の事件はまだまだありました。

東京の都心のど真ん中で、ウミネコが上空をぐるぐる回っているのです。

「ウミネコ」とはカモメの仲間で全国各地に生息し、ミャーミャーと猫の泣き声に似ているところからウミネコと呼ばれているといいます。

それが、10年ほど前から都内で増え始め、今では住宅街に大量発生しているのです。

泣き声で朝から起こされる人も増えて、ウミネコのフン被害も多く住人を悩ませているというのです。

特に春から夏にかけて多く飛来しています。

ウミネコは都内のビル屋上に産卵に来ていた。

実はウミネコたちはビルの屋上に産卵しに来ていたのです。

これまでの調べでは、台東区、墨田区、江東区、中央区の4つの150棟を超えるビルの屋上でウミネコの巣が確認されています。

しかし、本来は自然豊かな海沿いの崖などで産卵していたウミネコが何故?ビルの屋上で産卵するようになったのでしょう。

実は「屋上緑化」が原因だというのです。

原因は屋上緑化だった!

野鳥に詳しい、東京大学 名誉教授 樋口広芳さんが詳しく説明してくれました。

「屋上緑化」されているということは鳥たちにとって巣作りしやすい環境になっているのです。

「屋上緑化」とは2010年ごろから助成金なども出て推進されて来ました。

そのころからウミネコが増えて来たわけです。

ビルの屋上は天敵もおらず住人も許可なく捕獲できないため、ウミネコにとって「新天地」となったのです。

ウミネコの対策

4つの区では春の前に対策をとりネットを貼りましたが、ネットの劣化して緩んだところに巣を作りくつろいでいるのです。

毎年3か月間はフン被害や鳴き声で住人を悩ませるなら引っ越ししたいと言う方もいました。

屋上に救われる!?

空き巣やら、ウミネコ被害など屋上のデメリットの多い事件でしたら、屋上にかんする良い利用法があるのです。

長野県飯田市の病院の屋上に自動車学校のミニチュア版のような施設が屋上にありました。

この病院は高次脳機能障害をリハビリする施設があり、その一貫として、電動カートによるリハビリ訓練が行われていました。

電動カートでリハビリ訓練とは?

リハビリテーション科 センター長 福村直毅さんが詳しく説明してくれました。

外で電動カートにリハビリ訓練中の方が乗り、操作しながら注意することは難しいのです。

同時課題といって、止まれの認識をしながらブレーキをかけるという作業を同時にやるという二つの作業が求められます。

この同時課題の訓練が脳機能の回復につながります。

患者さんは「楽しく、面白いです。」と感想を言っていました。

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屋上にあるもので物件の価値が変わる例

不動産鑑定士 鈴木良子さんが屋上にあるもので不動産の価値が変わるものがあると教えてくれました。

屋上には色々なものがある場合もありますが、あると価値があるもの、ないものがあると言います。

太陽発電パネルが上にあるビルは、新しく発電量が多いものはプラス、古く発電量が少なくて撤去しないといけないものはマイナスになります。

ビルの上に鳥居のあるものはマイナスになり、撤去費用も掛かり撤去にも何かありそうで簡単に撤去しにくいのも原因です。

鳥居は元々商業施設の上に作られているが、破綻しているところが多いのです。

*ウミネコ被害もある緑化された屋上は不動産の鑑定からすると環境に配慮しているところがプラスになります。

でも、ウミネコのシーズンに行ったら契約を考えそうだと個人的には思いました。

そう言えば、知り合いのマンションは鳩のフンで悩んでました。

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まとめ

今回は屋上にまつわる事件の内容でしたが、今回の番組を見てマンションなどの見方が変わるような気がしました。

隣のビルとの距離や、外階段がどうなっているのか?雨どいや自転車置き場の屋根や自販機の上からの侵入方法など、空き巣目線で眺めてしまうかも知れません。

しかし空き巣がバーチャル下見とは盗む気満々なら当然思いつく事ですね。