2022年10月16日放送の「がっちりマンデー」で【社長の子より儲かる!ムコ社長】について紹介されました!
今回の番組は、お婿さんが社長になり売上げを倍増させたという特集でした。
日本で業績がいい上場企業
1位 創業者が社長
2位 お婿さんが後継ぎ
3位 社長の子供が後継ぎ
4位 創業者一族でない社長
というデータを見ても、確かにムコ社長が活躍している企業が多いようですね。
ゲストは森永卓郎さんと森山良子さんの娘さんと結婚して2世帯住宅の(おぎやはぎ)小木博明さんでした。(2世帯住宅だが、婿養子ではないと主張していました!)
目次
曲がる食器で売上げ18倍!
富山県高岡市にある (株)能作 能作克治社長が詳しく説明してくれました。
能作は100年以上の歴史を持つ鋳物メーカーで、仏具の香炉や茶道用の花瓶を作っていました。
先代もムコ社長で、2代目のムコ社長なのです。
売上げを1億から18億に爆上げさせたムコ社長なのです。
食器を自分好みに曲げて使えるという斬新な食器を開発させてから売上げも急上昇しました。
商品例
KAGO 1万4300円 累計20万個の大ヒット
*金属なのに、いろんな形に出来るカゴ
NAJIMIタンブラー 8250円 年間2万個販売!
*使えば使うほど手になじんでくるタンブラー
一体どんな金属で出来ているのでしょうか?
元カメラマンが考えた世界初!食器曲がる秘密はスズ100%
能作社長が曲がる秘密を教えるために工場を案内してくれました。
「錫(スズ)100%」で食器を作っている光景でした。
それなら、どうしてどの会社もスズ100%の商品を今まで作らなかったのでしょうか?
能作社長のコメント
錫は単品は柔らかい金属なのに、合金になると硬くなる特徴があります。
なのでどのメーカーさんも硬くして加工して商品にしていました。
錫には他の金属に混ぜると、その金属をより頑丈にする性質があります。
例えば、銅に錫を混ぜれば青銅になり強度が増すので、これまで錫は合金として使われて来たのです。
100%錫の製品開発は誰もしていなかったので世界で初めてなのです。
「柔らかいものが製品になる」とはありえないと思われていました。
能作社長はもともと大手新聞社でカメラマンをしていて、鋳物に関しては完全な素人でした。
金属の事を知っていたらそんな無謀なことは誰もやりませんが、素人だからこそ業界の常識に囚われなかったのです。
次期社長は、(株)能作 専務取締役 長女 能作千春さんの予定でお婿さんは仕事と家庭を支えていくそうです。
先々代から女系家族で婿養子が続いているのは凄いですね。
能作の公式HPはこちらです!
楽器の売上げを「太鼓の達人」作戦で110億増!
東京 江戸川区 にある島村楽器は全国に176店舗を持つ楽器店で、店舗数・売上がともに業界№1です。
ムコ社長の島村楽器(株) 廣瀬利明社長が詳しく説明してくれました。
奥様は創業者の娘の三女 廣瀬都充子さんで、利明社長は9年前に就任しました。
社長になる前は292億円だったのが昨年は400億円なので、こちらも売上げアップですね。
どうやって業績を上げて来たのでしょうか?
楽器屋さんの難しさを解決!ムコ社長の改革
① ネット販売の強化
ネットで売りにくい高額な楽器でも全国展開している各店舗で相談や修理などが出来るようにした。
ネットで見つけた商品をお店で取り置き申し込みをしてお店で買えるようにした。
ネットと実店舗のいいところ作戦を展開
② 太鼓の達人作戦
ギターセンパイ というギターをゲーム感覚で教える月額990円の動画の配信を始めた。
(一人でも楽しく上達できるギター初心者の為のサポート動画配信サービス)
楽器を始める人が少ないので最初のハードルを下げまくり演奏の楽しさを知ってもらうために社長が考案しました。
銀行マンのムコ社長は継ぐ気なし!
ムコ社長は元銀行マンであり、奥様にプロポーズした時も「継がない」と初めから拒否していました。
MBAの取得が目標だった利明さんに義理の父が「MBA取りたいということは社長になりたいんだろう?」といわれ「それなら島村楽器の社長になればいいじゃないか」と
説得されたそうです。
利明さんの経営センスをかわれていたのでしょうね。
島村楽器の公式HPはこちらです!
本が落下しない棚で売上げ急増!
熊本県熊本市の 金剛(株) 社長 田中稔彦さんが詳しく説明してくれました。
金剛は図書館や学校にある移動できる棚を世界初で48年前に作った会社なのです。
ムコ社長は田中浩子さんの夫で、創業者は義理の父の谷脇源資さんで実家には義母の谷脇ユミ子さんがいます。
浩子さんは5人姉妹の4女で田中さんは2009年に結婚してムコ社長になりました。
田中さんが就任してから売上げが上がっている秘密がありました。
*金剛の棚は地震が起きても本が落ちないと全国の図書館で大ヒット!
番組では新開発の棚を震度6での振動に耐えられるか実験しましたが金剛の新開発の棚からは一つも本が落ちませんでした。
振動があるときは棚板が傾くことで本が落ちない仕組みなのです。
免震用の棚は1台数十万程ですが、金剛の棚板は一つ7千円で取り換えればいいのでコストが抑えられるのでバカ売れしています。
そんな田中さんは元々何をしていたのでしょうか?
元TVマンのムコ社長は上司に勧められる事に!
元々、地元のTVマンだった田中さんは報道や制作をやっていました。
奥様もTV局勤務だったのです。
金剛に取材に行ったときは後に義理父になる社長が怖かったそうです。
TV局の社長から「金剛さんが、お前に婿に来いという話がある!是非いったらどうか?」といわれて決断したそうです。
義理の母のユミ子さんがTV局の社長に説得を頼んだようです。
先代に気に入られていたのでしょうね。
金剛のHPはこちらです!
小木さんのコメント
3人とも、物腰が優しそうで、共通点がある。
元々は自分の夢があり、やりたくなかったのに、引っぱられて社長になっているからいいんですよ!
森永さんのCM②の後で!
今年就任したムコ社長の 三林圭介さんの「ヤマモリ」がお勧めだといいます。
ヤマモリ 創業130年の老舗醤油メーカーで、三林さんは「高付加価値戦略」を取っていて、醤油から調味料、レトルトまで手掛けています。
レトルトのタイカレーなどはトップメーカーになっていて、「どて丼」のレトルトで競合のすくない商品で勝負していて楽しみな企業です。
ヤマモリの公式HPはこちらです!
まとめ
今回のムコ社長の特集ですが、歴史のある会社に跡継ぎの男の子が生まれないところが結構あるのですね。
しかし優秀なお婿さんを娘さん達が連れてきたり、親が連れてきたりして、より事業を発展させているとは凄い話だと思いました。
何だかご先祖様方がそういう風にはからっているのかも知れませんね。
なにかとプレッシャーのあるムコ社長は大活躍されているようです。