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がっちりマンデー【儲かる!謎のアルファベット3文字とは?】

2022年11月20日放送の「がっちりマンデー」で【儲かる!謎のアルファベット3文字】について紹介されました!

最近、3文字の記号のような呼び名をたくさん耳にするようになりました。

アイドルグループのBTSやNFTなど色んな業界でこの3文字が活躍しているというわけです。

森永さんがいうには「2文字」のCMとかの文字は、もう空きが無くなっていて、3文字なら表せやすい事で増えているのでは?と推測していました。

今回はどんな「3文字」のアルファベットで儲かっている業界があるのでしょうか?

ゲストは森永卓郎さんと3文字のJOYさんでした。

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「OMO」リアル+ネット!売らないお店

東京新宿の新宿マルイ本館の7階の(株)ファブリックトウキョウ 森雄一郎社長が詳しく説明してくれました。

ここは元々、スーツをネット販売しているオーダーメードのスーツのお店なのです。

2015年にブランドを初めて、2019年には年間10億円を突破したというから凄いですね。

ファブリックトウキョウの儲かる3文字は「OMO」です。

Online Merges with Offline (オフラインとオンラインの融合)

ネットで買うのがオンラインで、お店で採寸するのがオフライン、というわけなのです。

どんな販売方法なのでしょうか?

「OMO」の儲け方

森社長は「OMO]を取り入れることでお客様の単価が3倍になったといいます。

ネット販売でデメリットは、ネットだけで値が張るスーツを買うのは何だか心配で二の足を踏んでしまうことです。

しかしお店があり、プロが採寸してくれると、安心してネットで買って貰えるといいます。

番組スタッフがスーツをファブリックトウキョウで買ってみた。

①店員が細かく採寸する。

②生地の色と素材を決める。

③終了

後はお客様の好きなタイミングで自宅でネットで買って頂くというものなのです。

一般的な紳士服店では在庫を置くために広いスペースが必要ですが、ファブリックトウキョウでは在庫を置かないので、最小限のスペースで済むのです。

店舗の家賃もかなり抑えられるというわけです。

ファブリックトウキョウの公式HPはこちらです!

他の「OMO」も続々登場!

実はマルイには他の「OMO」もあるのです。

新宿マルイ本館1階 「b8ta」(ベータ)ではリュックや掃除機、ギターや化粧品など、ここでは最新式の面白いものが展示してあり、実際に触れたり確認できるのです。

いろんな商品を見たり試したりできるので大人気だといいます。

ベータ・ジャパン(株) 北川卓司社長に話を伺いました。

売上げは非公開ですが、4店舗あり1店舗あたり数億円の売上げといいます。

ベータでは商品は売らずに、購入したい方は直接メーカーの購入サイトから購入するシステムなのです。

ベータはどうやって儲けているかというと、40㎝×60㎝と1区画として月に30万の賃料をメーカーに貸し出しているのです。

メーカーにとってのメリット

手に取って確認してもらえるので、体験してかって貰えるので売上げが上がる。

ベータが、お客様のデータを集めてメーカーに教えてくれる。

接客時のお客様からの感想はもちろん、天井にはAIカメラが設置してあり、お客様が5秒以上立ち止まるとAIが興味があると分析します。

どの商品にお客様がどれだけ興味を持ったのか教えてくれる。

<例>

花王 エスト バイオミメシス ヴェール 55000円 美容機器 を展示したところ、花王(株)ブランドマネージャー 青木麻美さんのコメント

今までは、女性をターゲットに調査してくることが多かったのですが意外と男性にも興味を持って貰える事がわかり、それは奥様や彼女さんにプレゼントしたいというニーズがあることもわかったのです。

北川社長のコメント

店舗にはネットでは出会わない、偶然の出会いを求めてくる方がいます。

全く興味の無かったものをお店で発見して購入に繋がることも多いのです。

確かに、偶然お店で目にして「こんなものがあったのか!」と買うことはありますね。

ベータ・ジャパンの公式HPはこちらです!

「RTD」最新バカ売れ酒

大阪府港区のサントリー大阪工場をスタッフが訪ねました。

サントリー(株)事業開発部 白村雄太さんが詳しく説明してくれました。

最近は「RTD」がっちり儲かっているそうです。

サントリーのバカ売れ「RTD」とは「翠ジンソーダ缶」で、今年の2月に発売したジンをソーダで割った缶の事といいます。

発売当初は売り上げ目標は年間2500万本だったのだが、発売から半年で4500万本という状況なのです。

5年前のこの番組で森永さんが、次にくるのはジンブームだと豪語していたのが的中しました。

では「RTD」とは何の略語なのでしょうか?

Ready To Drink (すぐに飲める)ということです。
缶や瓶のフタを開けるとすぐ飲める水や炭酸で和ってあるアルコール飲料の事を指すといいます。(なるほど)

確かに今はこの「RTD」ってズラリと店頭に並んでいますね。

値段がお手頃で作る手間がなくて楽なので売れているわけです

何故?翠ジンソーダが売れたのか?

激戦区の「RTD」の中で何故「翠ジンソーダ」が売れたのでしょうか?

サントリー(株) 商品開発研究部 土肥真路さんに聞いてみました。

日本人は食事中にお酒を飲む人が多いので、食事に合うジンを開発したことでヒットしたと思われます。

甘くしないということを意識しました。

今までの「RTD」はカクテルなど甘いものが多かったのですが、甘いと
食事に合いづらいのが難点でした。

そこで甘くない翠ジンソーダを考えたのですが、ジンは少しクセが強いので、ゆず、緑茶、生姜を加えて、ジンのクセを感じさせないようにしたのです。

飲み始めは、ゆずで爽やかな香り、そして緑茶でうまみ、最後に生姜で辛み、という順番で味わえるようにしたのです。

そんなに計算されているとは、まだ飲んでいないので試したくなってしまいました。

2022年上半期 「RTD」売り上げランキングBEST3
1位 氷結
2位 -196℃(ストロングゼロ)
3位 こだわり酒場のレモンサワー

激戦区の「RTD」業界で今年2月に発売された「翠ジンソーダ」はトップ10位にランクインしました。

「ODM」大手の代わりに全部やる!

佐賀県鳥栖市にある(株)東洋新薬 副社長 髙垣欣也さんに詳しく説明して貰いました。

東洋新薬の年間売り上げは303億円とのことですが意外と名前は知られていません。

髙垣さんは「ODM」でがっちり儲かっているといいます。

この会社は化粧品やサプリメントを作る会社で、大手の商品の企画、開発、製造を請け負っているのです。

このことを「ODM」といいます。

Originai Design Manufacturing (独自なデザインの製造)

色んなメーカーから発注を受けて商品を作っているので商品の裏に小さく東洋新薬と記載されている大手の商品がたくさんあります。

ただ作っているだけなら、OEMといいますが、東洋新薬は企画・開発・製造まですべてやるのでODMというわけです。

しかし、大手メーカーが何故わざわざ東洋新薬に発注するのでしょうか?

東洋新薬の現場に潜入!

その秘密を探る為に、某化粧品メーカーのサプリメントメーカーと東洋新薬の営業担当との打ち合わせを見せてもらうことになりました。

メーカー側:女性向けのダイエットや美容系がひきがあるので、そのあたりで何か言えるものがあるといいのですが、、。
サプリか何か、ダイエットや美容に効果があるものを作りたい。

東洋新薬 営業担当:ご提案したい素材は黒ショウガで、中から抽出される「テトラメチルルテオリン」という成分がありこの成分が基礎代謝を高めてくれる働きがあるので、これを入れる商品はどうでしょうか?

このような他社と差別化したい商品の提案をしてくれるのはメーカーにとっては有難い存在ですね。
実は「テトラメチルルテオリン」という成分の基礎代謝を上げる効果は東洋新薬が独自に発見したもので、既に特許をとっていて真似できないものにしているというから驚きです。

このように東洋新薬は原料の成分を研究して独自の用構成の特許をたくさん持っているので大手メーカーが「ODM」を頼みに来るというわけなのです。

特許例

*葛の花エキス=体脂肪減少
*フラバンジェノール=コレステロールを下げる

など、その数なんと360件というから凄いですね。

東洋新薬が販売までしないのは、販売の広告費をかけるより、その分開発や研究にお金をかけてものづくりに特化して行きたい意向なのです。

お互いにメリットのある関係を築いているのだと思いました。

森永さんのCM②の後で!

森永さんお勧めの3文字アルファベットは、「ZEH」です。

net Zero Energy House (ゼロエネルギーハウス)

太陽発電などを設置してエネルギーを使う量より作り量を多くしてトータルの使用料をゼロにした家の事を言います。

断熱性を高めて太陽エネルギーなどを使う方法ですが国からも補助金がでますのでチャンスだと言っていました。

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まとめ

今回は、儲かる3文字のアルファベットの特集でしたが、わかるまでは何のことなのかさっぱり解りずらいものですね。

でも浸透すると3文字で伝わるようになるので略語で楽な使い方が出来ます。

詳しく説明するにはたくさんの言葉が必要ですが3文字で理解できるとサクッとしますね。

ほどんどが英語の略語ですが、DAIGOさんは日本語の略文字を考えて笑わせていました。

何だか、自分でも作りたくなっちゃいます。