中2レベルの100例文だけで、1か月で英語がスラスラしゃべれる。
【英会話は筋トレ】って本が近くの書店に並んでいてパラパラと立ち読みしてみました。
イラストがなかなかシュールで面白いし1か月でどのくらい英会話が身に付くのだろう?と思い、1540円でしたので買ってみました。
英語学習初心者の私にとって効果があるのか試して見ることにしました。
1540円の元が取れたらいいなぁ!なんて思いつつ学習に入ってみました。
【英会話は筋トレ】の概要
Step1 基礎トレーニング
例文が100まで用意されていて最初は I’m ○○から始まるという初心者には嬉しい内容です。
Lesson 1 構文の説明
*文章の構成の説明がしてあります。
Lesson 2 イメージ
*どんな場面で使われるのか説明してあります。
Lesson 3 発音
*発音についてのコツや注意点が簡単に書いてあります。
Lesson 4 置き換え
*5つの例文で同じフレーズで違う例文が並んでいます。
このStep 1 の100例文が本書の85%位を占めています。
Step 2 実用化トレーニング
トピック7つで構成されていて、自己紹介や好きな事、仕事の紹介などで話せたら嬉しいなと思う例文が中2レベルの単語で7例文あります。
Step 3 仕上げトレーニング
フレーズ30で構成されています。
構文・イメージ・発音 の解説がされていて学習出来るようになっています。
1か月間でやりきるスケジュールが推奨されていて俄然やる気がでるような内容でした。

本のメリットとデメリット
メリット
① 中2レベルの単語ばかりなので、けっこう初心者には取り掛かりの苦痛が低く助かります。
② 1例文の文章が短めで、平均3語~7語のために頭に入りやすい。
③ I の主語で構成されているので(She,He はわざと主語にしていない)益々楽に感じる。(必然的にSがついてない文章が多い)
④ 音声がダウンロード出来るので流しながら学習出来る。
⑤ イラストがユニークでクスッと笑わせてくれる分、印象にも残りやすい。
デメリット
① 発音記号が記載されていないので音声で掴めない時は辞書を確認しないといけない。
② 置き換えで自分ごとの英文を作るように推奨されているが意外と難しく感じて取り組めない人もいると感じる(私にとっては苦痛に感じました。)
勉強してみた感想
結論から言って私自身は1か月でスラスラにはなりませんでしたが、勉強してよかったと思いました。
意外と驚いたのは、簡単な中2で習う文章でも会話として使いこなすのは難しいのだと思いました。
本に書いてあるように「英会話は筋トレ」なのだという意味が学習していくと実感していきました。
何度も繰り返すことでフレーズと意味が同時に入って来る感覚がしてくるのです。
音声のダウンロードもありますので音声を流しながら筋トレして行きます。
発音記号は記載していないので音声ファイルでも良く理解出来ない時は発音記号を調べたりしました。
私の場合は1か月間頑張ってやってもスラスラと口から出なかったので、ライティングしながら発音してみたりしました。
文章は短めなので書くのも意外と楽しく出来ましたが、これが長文だと挫折したかも知れませんね。
時間はかかりましたが、文章が口から出るようになり頭に浮かぶようになったので私には効果を感じる事が出来ました。
こんな簡単な文章さえも思い浮かぶことも、しゃべることも出来なかったのだと思い知らされた事が驚きでした。
この本のお陰で今は次のステップのフレーズを口から出るまで「筋トレ」感覚で取り組めるコツを掴んだような気がします。

著者 船橋由紀子さんのあとがき
本の最後のおわりに、著者の船橋さんの思いが綴られていました。
船橋さんは英語学習コーチとメンタルコーチをされている方です。
そこにはAさんの事が書かれていて友人から勧められた書籍の例文を約2000例文暗記しているのに英語がしゃべれないという悩みを抱えている話でした。(どんだけ頭のよいかなんでしょう?)
そんな英語学習者が多い中で「成長が実感できる」学習法を作りたいと本を作ったとの事でした。
これを読んで2000例文暗記した人でもしゃべれないないって?ありえるのかと思いました。
多分、英語学習と英会話って別のカテゴリーとして考えなくてはいけないのかも知れませんね。
中2程度のしゃべるには簡単な文から、コツコツ口から出るように訓練していくことが近道なのかな?と思いました。
型ごとに覚えていくのが今流行っている感じですね。
まとめ
英会話が出来るようになりたいと思う人口が多いのか、本屋には山のように英語の関係本が並んでいます。
ツイッターにも翻訳機能がついてますし、年々翻訳アプリも無料で優れていて英語の必要性があるのだろうか?と思ったりする人も多いかも知れません。
でも英語圏の人と会話が出来るようになるのは憧れますね、コミュニケーションしたいわけですよね。
さて今日もしつこく楽しんで学習している私がいます。
まだしばらく楽しんで取り組めそうです。