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結婚の多様化は星野源とガッキーも!二拠点生活の別居婚について考える

2022年3月のヤフーニュースに「別居婚」についての記事が掲載されていました。

芸能人にも最近見られる「二拠点生活」ですが、松山ケンイチさんと小雪さんの例などを元に深堀したものでした。

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多様化する結婚「別居婚」とは?

一昔前に「家庭内別居」という言葉が流行った事がありました。

喧嘩した夫婦が各部屋に閉じこもり、なるべく顔を合わせないように生活するものです。

ゴールは、仲直りか離婚というイメージがありましたし、「別居」すると聞けば、離婚が秒読みの印象でした。

しかし、最近の「別居」の意味はかなり違ってきています。

星野源とガッキーは?

昨年5月に結婚した大物カップルですが、未だに同居していないとのことです。

そもそも、ドラマでの共演がきっかけの二人でしたが、そのドラマも結婚のあり方を考えさせられる内容でした。

その二人が、今どきの新しい結婚のあり方を見せてくれている様な印象です。

もともと一人の時間を大切にするタイプ同士で、二人とも仕事を多く抱えている立場です。

一緒にいられる時は夫婦で過ごして、互いに忙しい時は個で仕事に専念しているのではないでしょうか?

この「別居婚」という言葉自体が、もしかしたら古いのかもしれませんね。

一緒に暮らした方が良いと思えば、同居して、別々の拠点があった方が二人が上手くいくならそれも、ありだと思います。

今までの「二拠点生活」の印象

今までは、単身赴任による二拠点生活が多く、その場合は会社からの命令の為に余儀なくされたものをよく聞きました。

後は、夫婦仲が悪くなり話し合いの為にも、一度は離れて考える期間にする為の別居も良く聞いたものです。

親の介護がきっかけで奥さんやご主人だけが実家に帰り二拠点生活している話もあったりします。

松山ケンイチの場合は単身赴任の感じですね、小雪さんが子育ての為に北海道に残っているのではないでしょうか?

ところが、今は始めから別居を選ぶ「別居結婚」が増えているわけなのです。

そこが今の結婚に対する多様化が起きている事を象徴しています。

子供が出来たのをきっかけに、一緒に住むカップルもいますし様々なのです。

結婚すれば一緒にいるのが普通という概念が音を立てて崩れて行きます。

一緒にいたいから結婚するんだと思っていました。

もう、結婚は家同士の結婚なんて言う文字はとっくに消えて、その先に行っているようですね。

別居婚はお互いの自立で成り立つ

芸能界のカップルはもちろん、経済的に自立していますし、色んな選択が出来るのかも知れません。

昔は家での家事労働が大きかったために、奥さんが家の事をやらないと、家族は生活できない時代があり、離婚しても、すぐに実家から次の結婚を紹介されて嫁いだ話も良く聞きました。(出戻りは実家に嫌われていました。)

要するに、結婚が女性の就職先だった時代が長く在りました。

男性は外で稼いで女性は子育てと家事で家族を支えて一つの家庭を運営してきたのです。

時代は移り変わり、家電が進化すると同時に、女性の社会進出が進みました。

結婚以外の就職先を選べる時代が来たのです。

現時点では、別居婚をするのは女性の経済的な自立が必要ですし、そういうカップルが選択
していると思います。

子供が出来たときは、互いに協力が必要ですから、子供が成長する間は、別の工夫が要ります。

何の為の別居婚なの?

一体、今起きている別居婚とは何の為のものなのでしょうか?

一昔前の、離婚の準備期間や単身赴任ではないのは確かです。

今どきの別居婚に対する考え

どんな理由や考えで別居婚を選択しているのでしょうか?

お互いの時間や生活スタイルを保つため

一人で自分のペースで過ごしたい人は多いと思います。
人と毎日過ごすのが楽しい人には同居は向いていますが、相手に合わせるのが苦手な人も多いのです。

自立しあった夫婦が尊重しあうため

お互い自立して生活していれば、相手が生活スタイルを大事にしているところに尊重する気持ちになります。

結婚という契約で精神的な安定を求めるため

片方だけに家事や働いてもらう期待がない

結婚したら、家事をしてもらえるとか、結婚したら頑張って働かなくていい、などという考えは別居婚を選ぶ時点で無い事が多いでしょう。

結婚していれば、芸能人は二人でいてもスキャンダルにはなりませんから、そういう意味での自由は確保できます。

結婚するとは、公的に宣言しているものではないでしょうか?

宣言することで、合コンにも誘われないとか、親族からも、とやかく言われないとか、職場での認識が変わるとか、精神的にも自分の環境を変えられるわけです。

一般人の方たちの方が、今は結婚の多様化で、この形をとっている人も身近にいます。

結婚後にも、夫婦の形でフレキシブルな関係でも大丈夫な時代が来ていると感じます。

世間の常識の考えからの発想しかなかったところから、互いを尊重しあい協力していく生き方があるのでは?と考えさせられます。

「別居婚」という言葉にとらわれずに、いろんな形での人生を堪能したいものです。

別居婚のデメリット

良く言われている別居婚のデメリットとは何でしょうか?
多少は想像が付きますし、それについての解決方法は何でしょう。

経済的な費用がかかる

家賃も倍、光熱費も倍かかりますので、結婚後に節約して貯蓄を増やしたい方などには向きません。

*これは、互いに自由でいる事で仕事を頑張ったりできて稼ぐのも良いですし、節約を優先していないので気にならないのです。

一人で暮らして経済的に自立して来た延長と捉えています。

浮気の可能性が高い

お互い別々に住んでいたら、浮気もバレにくいので可能性が高まります。

単身赴任して浮気したという話は前から良く聞きますよね。

*お互いの信頼関係が重要になりますし、ネットでのコミュニケーションツールも進化しているので、工夫も出来そうです。

子育ては工夫が必要になる。

子供がいない時は、別居婚の問題は割とシンプルですが、子育てに関しては二人の話し合いや工夫が必要になります。

女性の方は産休も必要ですし、夫側の子育てのフォローや手伝いも必要になって来ます。

子供さんがいたら、他の家と違うところから疑問に思ったり、いつも家族が揃っていないことで寂しい思いをさせる事にもなるかも知れません。

*これは全く考え方次第で、子供に時代の多様化を見せる事が出来るし、お父さんが帰宅が遅くて週末しか見かけないなど、同居しても同じ状態が起きています。

それよりも、両親が生き生きと過ごして楽しそうにしている姿を見せる方が子供にとってもプラスになる事も多いでしょう。

別居後の離婚の確率が高いのは?

別居婚の離婚の確率は厚生労働省の平成20年度「離婚に関する統計」によると別居期間が1年未満の割合からすると82.5%となっていますが、これは今の段階では離婚に向けた別居がほとんどで、最初からの別居婚のデーターはまだないようですし、このデーターも14年前の資料です。

ただ、喧嘩しても別に住んでいると仲直りのきっかけは減りますので時間がかかります。

反対に冷静な時間を過ごせるのでプラスに働くこともあると思います。

 

親子の別居に似ている

今回、このニュースを見て、「別居婚」や「週末婚」(この呼び名も流行りました。)について考えてみました。

私は今、子育ても終わり、離婚後のシングルの一人暮らしなのですが、近くに、数年前に父がなくなり、母が一人で住んでいます。

互いに家族があり近くで暮らしてきましたが、今では互いに一人暮らしになりました。
お互いフォローもしてきました。

生活スタイルが違うので、今さら同居は不都合なのです。(荷物も互いにたくさんあります。)

まぁ、二人で住めば経済的には余裕が出ますが、互いの自由の方を今は優先しています。

かと言って、母に何かあれば、すぐに駆けつけて、その時考えようと思っています。

とても大事な家族として少し距離をとり、互いを見守っています。

今回、「別居婚」とは、そんな関係に似ていると思いました。

違うのは、親子では親子愛と血のつながりで、夫婦では、恋愛感情と子育てが発生する事でしょうか?(夫婦の恋愛感情もいずれ家族愛のようになってきますね。)

人生、親でもパートナーでも子供に対してでも「尊重する」っていうのが大切で、後の形は家族や夫婦の数だけあっていいのではないでしょうか?

この前は、ヒロシの「結婚ってなんでしなくちゃいけないの?」の記事で結婚について改めて考えさせられました。

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まとめ

このコロナの自宅待機や、リモート暮らしで様々な方の暮らし方や、考え方の変化を感じています。

昭和に培った、私の中の常識が最近益々ガシャン、ガシャン!と壊されています。

それはそれで新しい事を発見するような楽しさもありますね。