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がっちりマンデー【コンビニだけで見る!豆腐バー・カード・コミック】

2022年4月3日放送の「がっちりマンデー」」で【コンビニだけで見る!謎の儲かり商品】について紹介されました!

確かにコンビニにあるけれどスーパーではあまり見かけない商品ってありそうですね。

今回はコンビニでよく見かけるけれど、商品の会社はあまり知られていません。

そんな会社にスポットが当たり「商品は知っているけれど会社の事は知らない」と言う方になるほど!と思わせてくれます。

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年1000万本売れる「豆腐バー」

糖質制限ダイエットで「サラダチキン」がブレイクして10年くらいになるのでしょうか?

その後「サラダチキンバー」まで発売されてヘルシー志向の中で売れ続けています。

そのサラダチキンの上に並ぶ「豆腐バー」が今ブレイクしているようです。

パッケージには「TOFUBAR]と表示されていて、タンパク質が10gとれるヘルシー商品のようです。

タンパク質は成人の推奨では1日50gと言われています。

絹ごし豆腐1丁(300g)では15.9gのタンパク質なので、豆腐バーがスリムな1本で10gとれるのはやはりお手軽感もありますし他の栄養分も豊富なのです。

「TOFUBAR」とはどんな商品?

味は3種類で豆腐を原料にした少し硬めの豆腐のバータイプです。

*和風味 *柚子胡椒味 *枝豆とひじき

バータイプなので食べやすく低カロリー高タンパク質の豆腐を手軽に手持ちスタイルで食べられるのが人気です。

お客様の声

持ちやすくて、サイズもカバンに入れて置ける。

手軽に食べられる。

この売り上げが伸びている、ありそうでなかった豆腐バーはどのように開発されたのでしょうか?

株式会社アサヒコ

この豆腐バーを製造しているのが、埼玉県さいたま市の(株)アサヒコです。

(株)アサヒコ プラントフォワード事業部長の池田末央さんが説明してくれました。

実はこの池田さんこそ、豆腐バーを開発したご本人なのです。

この豆腐バーは2020年11月の発売以来1000万本突破しています。

開発した池田さんのコメント

豆腐の売り上げは年々下がっていて、「何とか豆腐を食べて貰うための新商品を開発したい」と思っていました。

コンビニでサラダチキンバーを見つけて「これは豆腐で出来るのでは?」と思いリスペクトさせて頂きました。(笑)

もともと、アサヒコは普通の豆腐メーカーでしたが豆腐の売り上げは年々減少していました。

そこで新製品の開発に乗り出したのは元お菓子メーカー社員だった池田さんだったのです。

豆腐バー作りの難題

豆腐は柔らかいのでバーにするには適度な硬さがいるので、なかなか上手く行かずに1年ぐらい試行錯誤することになります。

(株)アサヒコ 行田工場長 斎藤直人さんの話では「こんなのできない!」と思っていたそうです。

完成した時はかなり衝撃的だったそうです。(いかに凄い開発かわかりますね。)

今後は「すき焼き味」なども開発中とのことですが、いろんな可能性を感じる商品ですね。

私も食べてみたくなりました。

セブンイレブンで見かけますが、今後は他のコンビニやスーパーでもたくさん見かけるようになるかもしれませんね。

株式会社アサヒコ

〒361-0056 埼玉県行田市持田2丁目17番8号

(株)アサヒコの公式HPはこちらです!

年間売上5000億のPOSAカードとは?

コンビニに行くと店内の一角にずらりとカードが下げられているのを見かけます。

これが「POSAカード」と呼ばれていて何気に利用した方も多いのではないでしょうか?

しかしどんなシステムなのか等は意外と知らないものです。

POSAカードって何?

POSAカードとは、裏面にある隠れているところを削って出てくるコード番号をパソコンやスマホに入力すると、いろんなサービスや商品が金額分使えるのです。

<よく見かけるカード>

Amazon・アップル・ニンテンドー・プレイステーション・楽天・nanaco

Google ・NETFLIX など全部で1000種類といいます。

お客様はどんな風に使うの?

クレジットカード代わりに使用できる。

ちょっとしたプレゼントに使える。

最近、POSAカードを導入した Uber Japan(株)取締役 織井賢さんによると一度使ってくれた方がきっかけとなり利用してくれることが増えたそうです。

インコム・ジャパン(株)

コンビニでのPOSAカードの年間売り上げは約5000億円だと言います。

2012年からコンビニで販売するようになり、どんどん売り上げを伸ばして2021年には5000億円を達成しました。

1000種類のPOSAカードをインコムが作っているのです。

POSAカードが売れている秘密

なぜこんなにPOSAカードは売り上げを伸ばしてきたのでしょうか?

実はPOSAカードはレジを通して初めて価値が付くようになっているのです。

なので売り場に下がっているだけでは、ただの紙なので万引きされてもカードに価値はありません。

なので高額のカードも万引きなどを気にせずに売り場に置けるのです。

これが販売側にとってはメリットが大きいわけです。

企業側もサービスのロゴが目に付くので広告効果が大きいのです。

お客さんも、お店も、企業も嬉しい商品としてPOSAカードが伸びてきたのです。

気になるPOSAカードの仕組み

でもレジを通すシステムって一体どんな風になっているのか気になりますよね。

インコム・ジャパン(株)代表取締役社長 荒井琢磨さんがその辺を説明してくれました。

スタートは15年前の荒井社長のアパートの一室から始まったというから驚きです。

POSAカードのからくりとは

Uberのカードで説明がありました。

① コンビニのレジでPOSAカードのコードを読み取ると〇番のカードが買われますとアメリカのインコムにデーターが飛びます。

②インコムのサーバーからUberの会社のサーバーに飛び「〇番の登録を完了しました。」と又、インコムにデータが飛び、最終的にコンビののレジに飛んでレシートが出てカードをお渡ししたら完了します。

これらの作業が僅か2秒で行われるのですから凄いですよね。

開発当時は何百回、何千回と有効化の作業を繰り返し「2秒」に持っていくところに随分苦労されたようです。
(たしかにコンビニで時間がかかるようなら売れませんね)

まだまだ進化の予定

店舗内に貼ったポスターのQRコードをスマホでスキャンして、そのままレジに持って行って有効化の完了を目指しているそうです。

そうなるとカードがいらないシステムになり益々便利になりそうですね。

インコム・ジャパン株式会社

東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービル41階

創立2008年1月

インコム・ジャパン(株)の公式HPはこちらです!

荒井社長はどんな経緯でインコム・ジャパン(株)の社長に?

アパートの1室で荒井社長が始めたという話が興味深かったので調べてみました。

荒井さんは、JCBに就職して大阪で3年、東京で5年、アメリカで2年勤務しアメリカで1992年に創設されたInComm社が日本に進出するのにヘッドハンティングされました。

アメリカでプリペイドカードの利便性を知っていた上で、日本で1人目の最初の社員というのが面白くて入社したそうです。

(参照: BigLife21 2018年2月の記事)

コンビニだけのコミックス本

コンビニにしか置いていない、分厚い背表紙のコンビニコミックっていう本があるのです。

そう言えば普通の本屋さんにはないかも知れません。

コンビニ専用に刊行されているのがコンビニコミックなのです。

コンビニの本のコーナーが縮小する中、コンビニコミックは売れているらしいのです。

(株)日本文芸社

このコンビニコミックを作っているのは「日本文芸社」でおじさんたちが特にご愛読の「漫画ゴラク」の出版社でもあります。

「漫画ゴラク」と言えば連載作品は「ミナミの帝王」「酒のほそ道」「白竜」などが人気です。

(株)日本文芸社 営業部課長 斎藤浩一郎さんが詳しく説明してくれました。

日本文芸社の年商は36億円でコンビニコミックはコミックス売上げの約4割をしめています。

コンビニコミックスの特徴

通常の連載作品は単行本になるのですが、コンビニコミックはその単行本の中から話を抜粋してボリューム感を出してまとめているのです。

① 普通の漫画の単行本は雑誌の連載の10話分ぐらいをまとめて発行しますが、コンビニコミックは抜粋したものを20話くらい入れ込んでいます。

② 過去に出した単行本からオムニバス形式で話を抜粋するのが主流です。

③ 表紙のカバーもなく雑誌と同じような紙を使うので安く出来ます。
大体500円位の価格帯で設定しています。

④ 普通の単行本はタイトルと巻数を背表紙に表記します。

コンビニコミックはタイトルとサブタイトルを付けてテーマを知ってもらうようにしています。

単行本類は縦陳列が多いので背表紙は大事なのでキャラクターやイラストを入れたりしています。(確かにそうですね。)

コンビニコミックの明確なターゲットがある。

40代以上の男性を中心に愛読されている。

40代以上の方はまだ紙のコミックに親しみを覚えている方が多い。

お客様の声

お昼ご飯を買う時や、コンビニに寄った時についでに買うことが多い。

タクシーの運転手さんやトラックの運転手さんも休憩時間に車の中で読むのにぴったりといいます。

コンビニコミックの新刊の会議に侵入

題材のコミックは、酒と肴をこよなく愛する主人公が様々な形で酒を楽しむ話の「酒のほそ道」でした。

そのテーマ決めと、どの話を抜粋するかの会議でした

「酒のほそ道」は、呑み相手・場所 などでテーマを決め、男友達編・女友達編・仕事相手編・出張相手編 などで決めて行きます。

ちなみに「酒のほそ道」のコンビニコミック売り上げ1位は旅をテーマにまとめた「ホロ酔い旅情編」だそうです。

株式会社 日本文芸社

〒135-0001 東京都江東区毛利2-10-18 OCMビル

(株)日本文芸社の公式HPはこちらです!

ゲストの、ずん飯尾さんもコンビニコミックの愛読者とのことで「クローズ」とかも家に全巻あるのにコンビニで買ってしまうそうです。

何だかリメイク版みたいで需要があるのですね、抜粋の仕方が決め手なんですね。

これで会社がコストをかけずに売り上げを作り、読者も喜んで買うのだからアイディアビジネスです。

コンビニで相当な数を売ってきたトレーディングカードが投資になるほど高騰している記事はこちらです!

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森永さんのおススメのコンビニで見る企業は?

ローソンで昨年9月に発売された「生ガトーショコラ 220円」3か月で1000万個を突破しました。

「生ガトーショコラ」は開けてすぐ手で持って食べやすく、お値段も税込み価格で買いやすいのが特徴です。

袋の裏に書かれた「コスモフーズ株式会社」はローソンの「プレミアムロールケーキ」を製造した会社です。

コンビニのデザートが劇的に美味しくなったのは黒子のように支えるお菓子メーカーがあるからなんですよ。と言われていました。

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まとめ

コンビニでよく見かけるが知らない会社の特集の番組でした。

今回、面白かったのはコンビニコミックはリメイク版だったと知ったこと(読まないので知りませんでした。)

豆腐バーが出来ないと思っていたのに完成して衝撃を受けた工場長のコメントとインコム・ジャパンの社長が、面白そうなのでやってみたという話でした。

面白がってやるって一番の理想です。