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事業の後継者募集!クラウド継承プラットフォーム relay(リレイ)とは?

2022年2月のニュースで、福岡市の活版印刷会社「文林堂」が「クラウド継承プラットフォーム relay(リレイ)」で事業の後継者の募集を始めた。

数年前から事業継承のマッチングの話をチラホラ聞きます。

最近TVであった地方移住の中でも刃物作りの弟子入りという目的での移住の話も見たばかりです。

具体的にどのようなものなのか、知りたくなりました。

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クラウド継承プラットフォーム relay(リレイ)とは?

宮崎に会社をおく(株)ライトライトは、事業を譲りたい経営者と事業を譲り受けたい候補者を繋げる事業内容のサービスの名前になっています。

「事業継承をオープンに!」がキャッチフレーズです。

継承をリレイに例えたネーミングのようですね。(違っていたらごめんなさい。)

M&Aのマッチングサイトと違うのは、事業を譲る経営者の方が、どのような思いで企業や店舗を、これまで運営してきたかを細やかに募集サイトに載せています。

確かに、これまでのM&Aは簡単な説明や希望譲渡金額などが求人広告のように並んでいるのを見たことがあります。

株式会社ライトライトの概要

所在地 :宮崎県宮崎市清武町池田台7-3

代表取締役:齋藤 隆太

資本金 :13,634,000円

事業内容 :クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」開発/運営

今回の「文林堂」の募集例

どんな募集内容なのか見てみました。

*後継者募集案件の表示

*譲渡希望金額 今回 5,000,000円

*募集締め切り日の設定

*24時間以内の閲覧数(人気度がわかりやすい)

*店の歴史などの細かな記事と、店主の山田さんの活版印刷に対する思いや、何故この事業を継いでもらいたいかとの熱い思いが詳しく記事にされています。

今までのM&Aの募集方法との違いが募集サイトをみるとわかります。

どんな思いで継承したいと思ったのかが伝わってくるので、募集している方も嬉しいくなる記事ですね。

しっかり時間をかけて取材している印象です。

応募する方も生半可な気持ちにはならない感じがします、本気でやってみたいと思う方が集まりそうですね。

 

成約済み案件を見る

他の募集の記事も丁寧に「文林堂」と同じように書かれていました。

では具体的にどんな事業や店舗が成約されているのでしょうか?

会社が宮崎なので宮崎県の案件も多いのですが、大阪や北海道などの案件もありました。

何か違う場所で冒険したい方、やりたい事業が見つかるかも知れませんね。

気になった成約例

①宮崎県西橘通りの「bar bifter」

譲渡希望金額 800,000円

窓から見えるネオンの夜景が売りのお店、オーナーの浜根さんは順調なお店を、海外での飲食店の経験から、20代のうちに又、海外に行ってみたいという思いから、譲渡を決めたそうです。
カッコいいですね、「新しい事を始めたい夢を持った人に店ごと譲りたい」という希望でした、成約済みですから、そのような方がお店を経営していると予想します。

②岡山県津山市の「LoL(ロル)」タピオカ専門店

譲渡希望金額   900,000円

若者が足を運ぶ人気店に成長。
おしゃれな店舗が人目を惹きます。

<代表黒田さんからの提案事項>

*暖簾そのままでノウハウを伝授する
*屋号新たに引継ぎタピオカを扱う
*業態を買えてタピオカ以外のものに挑戦する

地域に根付いた「LoL」は今も継続して利益を生んでいる中での譲渡です。

こちらも成約済例ですので、もう違うお店に生まれ変わっているかも知れませんね。

クラウド継承プラットフォーム relay(リレイ)のメリット

大きな企業のマッチングでは、企業同士での従業員の雇用存続問題や取引先の確保など、大きな事業が移動する。

relay(リレイ)のマッチングは、もっと細かく、その店舗や業種にどれだけ興味が沸くか、そこに移転してまでやりたい事なのかを想像しやすいシステムですね。

*個人や小規模事業の伝統や技術を継承することが出来(飲食業でも)存続させる事に特化している。

伝統や技術があっても継承する人が見つからない、このような思いからrelay(リレイ)を利用する方が今後増えていきそうですね。

気になった注意点

サイトでは詳しく書いてませんでしたが、譲渡金額以外に店の賃貸料や売り上げ見込みなどはそれぞれ発生すると思われます。
気になる案件があれば詳しく聞くのもおすすめです。

株式会社ライトライトの齋藤隆太社長

この事業を立ち上げた齋藤隆太社長ってどんな方でしょう?

2020年10月の日経新聞によると、2020年春から都内のIT企業を経て地元宮崎にUターンした斎藤社長は「優良な中小企業が廃業するのは惜しい」と仲介サイトを立ち上げた思いを語る。

という記事がありました。

このサイトでの細やかさや愛情が溢れているのが理解出来ました。
優秀な人材が地方へUターンして地方から」発信しているのですね。

体力があるかた、夢と希望がたくさんある方は、覗いてみるといいですね。

「文林堂」さん以外もたくさんの後継者募集がありますよ。

クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」の公式HPはこちらです。

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まとめ

10年前くらいからM&Aの話はよく聞いていました。

近くの有名なちゃんぽん屋さんのご主人が亡くなり、てっきり子供さんがやるのかと思っていましたが、M&Aで継承しました。

味は前と違う感じがしますが、認知度が高くお客様は良く入っています。

暖簾はそれだけ影響があるのもなのだと痛感します、後は継承したオーナーに未来はかかっていますけどね。