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漫画学科を設置予定の熊本の県立高森高校とは?全国初の高校の漫画学科!

漫画学科を設置予定の熊本の県立高森高校とは?全国初の高校の漫画学科!

2021年9月8日に「熊本県の定員割れ県立高校、起死回生の漫画学科設置へ」というニュースが流れました。

熊本県民なら良く知る、めちゃくちゃ田舎の高校です。

空気は最高に美味しく良いところですが、まさかの展開ですね。

まだ、今の段階では骨組みしか決まってないかもしれませんが、漫画学科の設置予定がいつなのか、高森高校は今はどんな状態なのか調べてみました。

何故?そんな展開になったのかも、知りたいですよね。

くまモンファンでもある熊本県民としては、楽しみな話題が増えた印象です。

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漫画学科設置予定の高森高校とは?

高森高校の今の現状

全国的に県立高校も地方の方は随分前から定員割れが続いていて統合された高校も多い中、高森高校も、その一つです。

定数80名に対して生徒は30~40名と言った定員割れになっている。

高森高校のHPによると、生徒総数は105名と言った小さい学校です。
高森町に唯一の高等学校なのです。

高森高校所在地

〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町高森1557番地  熊本県立高森高等学校
TEL 0967-62-0185  FAX 0967-62-0937

高森町について

高森町は人口6000人程の阿蘇の麓に位置しています。

熊本県の最東端にあり、宮崎県と大分県にも隣接しています。

「野の花と風薫る郷」とうたっているように自然豊かなところで、キャンプ場や
高森湧水トンネル公園は、熊本の美味しい湧水を誇る水源地として有名で公園は季節ごとにライトアップされています。

高森町長もまだ、50代前半の若い町長ですので、斬新と思える、今回の協定の話が進んだのではないでしょうか?

このような自然豊かな田舎町に全国から学びにくる生徒さんを考えて、寮の建設も検討しているとの情報です。

それも町営学生寮というので驚きです。

近い将来実現したら、自然いっぱいの中から感性が磨かれることと思います。

何故!漫画学科の設置の運びとなったのか?

これは、高森町唯一の高森高校の定員割れが例年続いていた事と、出版社のコアミックスが熊本地震の復興支援で開催されている「熊本国際漫画際」をきっかけに、2018年11月に九州全域の漫画家志望の方が原稿を気軽に持ち込める編集部分室「コアミックスまんがラボ」を開設しました。

ここは、熊本では有名な鶴屋百貨店WING館7階にありますので、原稿を持ち込むにはアクセスが良いところです。

2020年12月に、コアミックスは高森町に第二本社を開設しました。

高森町に第二本社が来たのは、県民からすると驚きです。(何故、高森町にと言う印象!)
ここから、この話が持ち上がってきたのではないでしょうか?

この辺から交流が始まったようですね。

赤字で閉鎖の高森温泉館をコアミックスに売却

2020年の3月のニュースに赤字が続いて閉鎖されていた高森温泉館を公募型プロポーザル方式で実施しました。

評定委員会の審査で、コアミックスを売却先に選んだとあります。

提案内容の具体性、実現性などを評価、コアミックスは施設を改修して世界各地から集めた若手漫画家の育成やエンターテイメントづくりの拠点にする計画と記事にありました。

引用 朝日新聞デジタル より

これで、高森高校の漫画学科の流れも理解できた感想です。

全国初の高校の漫画学科の今予定されている事

高森町は(株)コアミックスと協定を結び、高森高校と県教委と4者で具体的な方法を模索して今回の発表となりました。

授業内容や、設置時期もまだ決定していないとのことですが、実現に向けて、4者で動いていく印象を持ちました。

「漫画家だけではなく、編集者など様々な職業を身近な進路目標にすることが出来る」と発表されているので、これからが楽しみですね。

講師の先生の予定

「北斗の拳」の作者 原哲夫さん「キャッアイ」の作者の北条司さん

コアミックスの関連の講師陣が集まりそうで楽しみですし、直に作者の方の授業を受けれるというのは凄いですね。

コアミックス施設での生徒の放課後の部活動予定

高森町の第二本社内のアーティスト育成施設「アーティストビレッジ阿蘇096区(オクロック)
こちらでの使用を認めていますので、生徒はこちらで放課後も漫画の勉強が出きるのではないでしょうか?

名前もカッコいい施設ですね!

漫画家を目指す若者には夢のような学校ですね。

コアミックスさんのHPには、進路の助言、講師の支援、機器や設備の助言などの役割も書かれていました。

コアミックス第二本社

第二本社所在地:〒869−1601

熊本県阿蘇郡高森町上色見2803番 アーティストビレッジ阿蘇096区

電話番号(代表):096-288-6969

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まとめ

高森町だけではなく、少子化で全国で同じような問題が起こっていると思われます。

今回調べて感じたのは、企業、行政、教育機関が一丸となって協力し合い知恵を出し合い、夢を語り合い実現に突き進んでいる事に非常に感心しました。

「漫画学科を設置予定の高校」が阿蘇の麓の高森町の高校だとニュースを見て驚きましたが、今からの教育は個人が得意とするものを積極的に伸ばし、たくさんのスペシャリストを育成するのがカギなのかも知れません。

それを、企業や行政も支援していく、教育機関に丸投げではなく、一緒に考えるのは素晴らしいですね。

今までは全ての学科の平均点にこだわり画一的な教育から時代が大きく変わろうとしているのではないでしょうか?

少子化で益々、大事な子供たちの成長を楽しみながら見守って行きたいし、そんな教育がどんどん出来る事を楽しみにしています。