2022年2月20日放送の「がっちりマンデー」で儲かる法則について紹介されました!
儲かる法則は教えられないという企業が多い中、教えてくれた企業の秘密を番組で教えてくれます。
ビジネスしていない方も、消費者の立場で考えてみると頷ける法則が見えてきました。
教えてくれたのは経営コンサルタントの坂口孝則さんです。
目次
お金を生む!3つの儲かる法則とは?
そんな法則があるのでしょうか?
大企業が実践している法則も多いそうなのですが、どんな法則でしょう。
①ピーク・エンドの法則
「終わりよければ、全てよし」の言葉どおりの法則。
*一番最後のサービスを向上させて満足感を与える事で、全体の印象が上がる。
海外の企業ではこれを取り入れている事が多い
*ディズニーランドでは、アトラクション待ちの行列が多い中、帰る時に必ず通る豪華なお土産コーナーで満足感を与えている。
*IKEAでは、一方通行の店内で長い時間歩かなくてはならないが、レジ終わりの「激安絶品アイス」でまた来たいと思ってしまう。
(確かに私も、帰りに、歩き疲れてホットドックやアイスを買っています。)
日本でも、ピーク・エンドの法則でがっちりの企業を紹介
北海道函館
北海道で顧客満足度第1位の「ラビスタ函館ベイ」
ホテルを出る最後の朝食を豪華にした事で、お客様の満足が上がりました。
非日常的な朝食例
*調理師の方が、コーナーで「海鮮の炙り焼」を焼いてくれる。
*北海道の採れたて野菜の蒸し焼き。
*シェフがふわふわのオムレツをその場で調理。
*北海道名物三平汁やスープカレー、バイキングメニューが約70種類。
*一番人気は海鮮丼を作れるコーナーで「いくら」もかけ放題。
お客様の評判
*贅沢な朝食で大満足。
*朝食が凄いので、また来たいと思う。
このようなお客様の口コミで話題に!おかげでお客様が増えて会場で収まらない状態にまでなっています。
坂口さんによると朝食のコストよりリピートの利益を狙う理にかなった戦略でとてもいい、との解説でした。
ピーク・エンドの法則
「お金をかけるならラスト!」です、とまとめました。
確かにどの業界も、最後の印象は大事ですよね。
ラビスタ函館ベイ
- 電話0138-23-6111
- 住所北海道函館市豊川町12-6
- 宿泊プラン8,000円~(1泊朝食付)
②ロングテールの法則
次の法則はロングテールの法則です。
商品を売れ筋から順番に並べるとグラフが、恐竜の長いしっぽに見える事からロングテールと言われていて、しっぽの長い方は、売上より在庫コストの方がかかると言われています。
なので、利益を出すために売れない商品は長いしっぽを切っていく法則の事なのですが、これを逆手にとってお客様を独占して黒字にする、ロングテールの法則を利用した儲かり戦略なのです。
この法則の代表例がAmazon
Amazonではこれを利用してテール部分のニッチな商品も品揃えし、探せば見つかるイメージで成功しています。
日本でこの法則を利用した会社は「トラスコ中山株式会社」
普通は在庫を必要以上に持たないという考えなのですが、トラスコ中山は、在庫をしっかり持って利益を出している会社なのです。
トラスコ中山は工具メーカーから仕入れて、工場や卸売り企業に売っている会社です。
*手袋だけでも8000種類、2.1mの巨大コーンから、工具なら何でも揃う物づくり業界のAmazonと呼ばれています。
そんな、トラスコ中山の年商は、2293億円。
*売り上げの40%は、しっぽの部分のニッチな商品だと言います。
ニッチな商品の在庫の強化を始めた15年前から売り上げが増えて来たそうです。
しかしそんなに在庫を抱えて大丈夫なんでしょうか?
トラスコ中山の秘密のマシーン
トラスコ中山には150億をかけて作られたサーバールームがあったのです。
このサーバーが一つ一つの在庫の年間売り上げの予想をしていきますがかなり正確で不要な在庫が少なくなります。
サーバーの予測例
ニッチ商品 耐切創手袋(9,020円)
サーバー予想 290双 結果 285双
ニッチ商品 消防とび口(オープン価格)
サーバー予想 490個 結果 487個
という凄い結果で、欠品もさせずに、利益を出してます。
工具などは劣化がしにくいので在庫として管理しやすいのもあるのかも知れません。
面白い事に、このサーバールームは照明がキラキラチカチカしています、社長がこのサーバーが主役なので「主役感」を出したかったそうです。
確かに、このサーバーが利益を増やしているのは間違いないですよね。
売れる数を正確に予想できるなど、夢のようなサーバーです。
一般の私たちはこんなサーバーは持てませんが、テールの一部分の特化したものにフォーカスするとビジネスチャンスがあるのかも知れないと思いました。
③たまごっち8年周期の法則
25年前に発売されて大ブームになったバンダイの「たまごっち」は、育てるゲームとしてメガヒットに!
1996年に発売されて、しばらくすると売れなくなり在庫だらけになりました。
しかし8年後に又売れだしたと言う法則なのです。
*1996年に発売されたたまごっちは海外でもヒットして3年間で4000万個近く売りました。
ところが、1999年からピタッと売れなくなり莫大な在庫を抱えて会社が傾く程の事態になります。
発売から8年後の2004年に何故か売れだし「かえってきた!たまごっちプラス」で500万個のヒット、3年間ほど売れ続けます。
そして8年後にまた動きがあります。
バンダイの担当者の話では、「大体8年くらいでユーザーが入れ替わり、新しいものとしてユーザーに認識されるのでは?」とのことでした。
確かにブームが3年間で終わるとして5年もたてば、未就学児がユーザーになりそうです。
不思議な事におもちゃによって売れる周期がある
バンダイでは先輩から周期についてノウハウを受け継いでいるので、周期前に商品の調査を行い商品の再販を手掛けています。
ということで、8年周期となる2021年は、タッチパネル型のたまごっちを開発してまずまずの売り上げという事です。
大人用変身ベルトは18年後ヒット
面白い事に、仮面ライダー変身ベルトは子供用が発売された18年後に大人用を発売すると20代前半を中心に買うニーズがあるとのこと。
なるほど、わかる気がします、子供の頃欲しかったものは大人になったら手に入れたくなるかも。
最後に森永さんからの儲かる法則
キャラクター30年生きれば「永遠の命の法則」
*仮面ライダー 1971年~ 50年
*ウルトラマン 1966年~ 55年
*エバンゲリオン1995年~ 27年(もう少し)
ドラえもんでも、子供だった人達が大人になり子供に買い与えるようになるので、手を変え品を変えでも続けて行くのが儲かる鍵!
とのことでした。
まとめ
今回の内容は面白いものでした。
たしかに、コストコでも飲み放題のジュースは買いますし、IKEAでも最初に行って疲れた最後にホットドックの看板を見たときは何だか嬉しかったかもしれません。
いろんな法則があるのですね。
すっかり私たちは法則に巻き込まれているのかも知れませんね、それも喜びながら。