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がっちりマンデー【ZOZO・東京チカラめしの意外な現代の姿とは?】

2022年2月27日放送の、がっちりマンデーで「いっとき話題に!あの会社は今?」について紹介されました!

前澤社長が辞任した後の「ZOZO」や2013年に大ブレークしていた「東京チカラめし」が今はどうなっているのか?気になるところです。

目次

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いっとき超話題の会社は今?

前に話題になっていたが、あの会社は今はどうしてるのか?と気になる会社って確かにあります。

さて、2年半前の辞任後の前澤社長は宇宙に行って相変わらず話題になっていますが、ZOZOは今どんな様子なのでしょうか?

ZOZOの今

2004年、ネットで服を買うのが一般的では無かった18年前に、ファッションのECサイト「ZOZOTOWN」をスタートしました。

当時ECサイトを、持たないブランドから様々な商品を預かり、ネットで販売し、ブランドから販売手数料を貰うシステムを確立しました。

立ち上げから15年後の2019年に、売り上げは1000億円越えを達成します。

前澤社長が退任してから、2021年の売り上げは過去最高の1474億円を出して伸び続けているのです。

千葉県千葉市の本社はオシャレな会社で、千葉県習志野市にある巨大物流倉庫「ZOZOBASE」から、全国に1日13万件の発送をしています。

TV初のZOZOBASEの中の取材でしたが、Amazonの物流倉庫のような感じがしました。
「ZOZOTOWN」の文字のパッケージの商品が凄い勢いでコンベアの上を流れて行きます。

ZOZOBASEでは、商品の保管・梱包・発送まで全てを担っているので、ブランド側は商品を送るだけで手間がかからないシステムなのです。

なので8400以上のブランドと取引しているのです。

人気ブランドが集まり続けるので、ますます儲かる!というわけです。

しかし、あの名物社長が去った後もシステムを引き継いだ優秀な人材や、基礎があるのだと思いました。
今の時代伸び続けるというのは凄いですね。

 

前澤社長の退任後は社内の変化は?

絶好調のZOZOですが、前澤社長の退任後の変化はあったのでしょうか?

新社長の澤田宏太朗さん(51才)に話を聞くことになります。

4年前に話題になった「ZOZOSUIT」はどうなってるのか?

ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)とは身に着けてアプリで身体のサイズを正確に測れるといった物でしたが、計測に誤差が出るなどクレームが続出し、大失敗に終わりました。

しかし、この計測技術から新ビジネスが生まれる結果になります。

ZOZOの計測事業本部 本部長の山田貴康さんが紹介してくれました。

①ZOZOGLASS(ゾゾグラス)

ZOZOは昨年500以上のブランドを扱う化粧品通販サイト「ZOZOCOSME」を立ち上げました。
そのために開発したのがZOZOGLASSなのです。

色とりどりの色が散りばめられたメガネをかける事で、肌の色味と肌の明るさを測定し、ファンデーションの色味を決める事が出来るようになりました。

これも、無料で配布しています。

昨年3月に配布したこのメガネは、利用数100万人以上とのことで、コスメの売り上げを伸ばしています。

 

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確かに、女性は肌に塗る色味がわからないので店頭で色味を調べて買うことが多いのです。

色味が合わないと、顔だけ白すぎたり、黒すぎたりと首との境がでて変になるわけです。

一番売れるファンデーションをネットでは買いづらい理由が、これでしたので、このメガネが解決するなら、販売は伸びそうですね。

今は韓国コスメのファンデも人気がありますからね。

②ZOZOMAT for Hands

このマット式計測器は、マットに手をのせて、色々なアングルから写真を撮るとこで正確な手の計測が出来ます。

なので4本の指の指輪のサイズが計測できるのです。

こちらは、この計測技術をあの「ブルガリ」に販売しました。

③新しい「ZOZOSUIT 2」を開発

初代に比べて計測するマーカー数が50倍になりました。

このことで、ありとあらゆる場所が1ミリ単位で計測可能になりました。

この初代失敗に終わった後のリベンジの「ZOZOSUIT 2」は医療関係や健康管理・ダイエットの分野に販売予定です。

既に、100社以上からの問い合わせが来ています。

失敗は成功のもとですね。

森永さん曰く

このZOZOは、技術者集団なわけで、Yahooが買収したのも、この技術を買ったのです。

 

「東京チカラめし」の社長漁師になる?

2013年にブレイク!行列の出来るお店だった「東京チカラめし」は、牛丼業界に殴り込みをかけるように「焼き牛丼」がヒットしました。

2011年の初出店から僅か2年で133店舗にのぼり詰めます。

ところが、今の店舗数は日本で僅か3店舗になりました。

何故130店舗も閉店になったのか?

(株)SANKO MAKETING FOODS (「東京チカラめし」の会社名)

担当の菊池美千子さんに取材しました。

大量閉店の原因

お店が急拡大したことで人材の教育が追いつかなくなりました。

その事で、店舗ごとで、タレの量や焼き加減にバラつきが出てしまったのが原因だと思います。

「焼くのに時間がかかる」焼き牛丼ならではの問題あり、提供スピードの遅さが致命的だったのです。

今の「東京チカラめし」の状況は?

<新メニューの開発で人気商品誕生>

*唐揚げ目玉焼き 8×8 定食   890円

唐揚げ8個、目玉焼8個、ご飯、みそ汁 のメニュー

*Wバラ焼き丼     830円

店舗数が少ないからこそ思い切ったメニューにもチャレンジ出来ています。

<海外進出でブームに!>

昨年6月に香港で「東京チカラめし」1号店をオープンしました。

東京チカラめしの「焼き牛丼」は香港で日本のB級グルメとして注目を集めています。

すでに香港で3号店までオープンさせています。

番組のスタッフが「増やし過ぎて大丈夫ですか?」と声をかけましたが、菊池さんは笑顔で「大丈夫です!」と言っていました。

(日本で急速に増やした事で失敗していますから、きっと対策しているのでしょうね。)

新たなビジネスは漁業?

(株)SANKO MAKETING FOODS では、居酒屋「金の蔵」も手掛けています。

会社の売り上げはコロナの影響で激減したものの、昨年10月より回復してきています。

今度は、社長の長澤成博さんに取材しました。

なんと、社長自ら漁師として船を運転して漁に出ていくところでした。

驚いたことに、20名弱の社員が漁師になっていると言うではないですか!

長澤社長曰く

コロナ禍の中で大量閉店もあり飲食業だけに頼らない柱が必要でした。

それが、安定した利益を出せるのが水産業だったのです。
魚をとって、競りもして、加工もしています。
自社で使用したりスーパーにも卸したり、ふるさと納税の返礼品にしたりしてます。

元社員さんが20人程、漁師として働いているのは、大量閉店などで社長が社員の為にも、試行錯誤で見つけたビジネスだったのではないでしょうか?

コロナ禍で影響を受けて閉店したお店は全国でかなりの数だと言います。

しかし、漁業権を得るには、漁協組合に入れて貰わないと漁協が出来ないことになっています。

民間の企業が許可を貰うのはとても大変だと言いますが、どうして入れてもらえたのでしょう?

簡単には許可は貰えないと聞いた事がありますし、代々の漁師の方が子供さんに漁の技術と共に受け継いでいく印象です。

漁協協同組合の特別顧問の鈴木信一さんにお話を聞く事が出来ました。

社長自らが漁に行く姿勢が、漁師としても本物に見えた。

その姿に「バカじゃないですかね!」とも親しみを込めた発言。

すでに漁業組合の方たちとも信頼関係がある事を感じ取れました。

漁業として真剣に取り組んでいることを認めてもらった結果、許可がおりたのですね。

森永さんの話では、

漁業が1次産業・加工が2次産業・販売が3次産業と言ってトータルでやることを6次産業と呼びます。

全体でみると、無駄がはぶかれて利益が出やすい構図になります。

全部をトータルでやることを6次産業というのですね。
林業が、家を建てて、家も販売すると、これも6次産業なのだろうか?と考えたりしました。

森永さんからの「いっとき話題だった企業」の紹介

ドムドムハンバーガーが大復活を遂げつつあります。

社長が 藤崎さんという女性に変わりました。
元々39歳まで専業主婦だったのですが、商品開発担当として入社することになります。

そこで経営陣に「意見を言えるような立場にしてください」と頼むと役員が「お前を社長にする。」と言って入社後9か月で社長に就任しました。

どんな展開が今後あるのか楽しみな企業です。

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まとめ

今回二つの企業の「今の姿」の紹介でしたが共通点がないようでありますね。

ZOZOは失敗にめげずに、技術自体を別の企業に提供することで新しいビジネス展開を見出しました。

「東京チカラめし」はコロナ禍の飲食業の難問中、社長の情熱で新しい水産業を取り入れる事で新ビジネスの展開を始めました。

逆境の中で立ち上がっていく姿に、色々教えられる事があるものですね。